足の構造と役割

内返し・外返しの動き

足首の運動にはつま先を上げる「背屈」(又は伸展)、つま先を下げる底屈(又は屈曲)、内側につま先を向ける「内転」、外側につま先を向ける「外転」、足を内側にひねる「回内」、足を外側にひねる「回外」があります。人足の運動はこれら単独での動作は不可となっており、一般的に組み合わせで動作させる必要があるのです。

内転・回外・底屈(屈曲)の3つの動きを1つにした場合は「内返し」、逆に、外転・回内・背屈(伸展)の3つの動きを1つにした場合は「外返し」と呼んでいます。簡単にいうと、内返しの動作は「内反」(ないはん)ともいい、親指側が上、小指側が下になる状態で足の裏が内方向となる動作です。外返しの動作は「外反」(がいはん)ともいい、親指側が下、小指側が上になる状態で足の裏が外方向となる動作です。

これら内返し・外返しの運動には、短腓骨筋及び長腓骨筋などの筋肉が関係しています。

短腓骨筋が外返しの主導筋で、脛骨(けいこつ)の外側中央から第五中足骨(小指)の底部に付着している筋肉です。急に内返しした場合、第五中足骨の骨折を起こすことがあります。そして、長腓骨筋も短腓骨筋ほどではないにしても外返しの動きを行います。外返し動作については補助的なものですが、その他、足がまっすぐ前を向くように制御したり、土踏まずを形成したりと重要な機能を担ています。ランニングやジャンプ等の運動をしていて、足が真っ直ぐ向かないような場合は、この筋肉が弱っている可能性も考えられます。