足の構造と役割

内転・外転の動き

用語辞典などによると、内転(ないてん)は体の中軸に近づくように内方に向かう関節動作、つまり足の場合、太ももを内に閉じる動作を示します。外転(がいてん)は体の中軸から離れるように外方に向かう関節動作、つまり足の場合、太ももを外に開く動作を示しています。

太ももの内側にある筋肉を「内転筋」といい、内転の動きを司っている筋肉です。普段の生活の中で、歩くときや座ったときに、足を内側に向けるのが、内転筋です。たまに、電車などで腰をかけて股を広げて座っている人がいますが、(意識的に開いている以外に)通常閉じるべき股が開いているということは、この内転筋が弱くなっているかもしれません。

また、直立した時の姿勢がO脚だったり、がに股歩行している人も内転筋が弱くなっていると考えられます。

逆に、太ももの外側にある筋肉を「外転筋」といい、外転の動きを司っている筋肉です。直立した時の姿勢がX脚だったり、内股歩行している人は外転筋が弱くなっていることが考えられます。

このように、内転・外転はその名の通り、足を内又は外方向に向ける動きを表します。その制御は足首から行われ、身体の姿勢やバランスを保つために重要な動きをしているのです。足首が起点となり、太もも方向へ筋肉の向きが制御されているのです。O脚(外転動作)やX脚(内転動作)になるのは、同一方向に重心を傾けることが原因となるのが多いのです。従って、ストレッチなどで改善することは十分可能です。