足の構造と役割

屈曲・伸展の動き

広辞苑などによると、「屈曲(くっきょく)は折れ曲がること」、「伸展(しんてん)は伸ばし広げること」となっています。足首の最も基本的な動きを司っています。この動きでマッサージ治療なども行われることがあります。一般的に、太ももを前に上げ、足首の重心を前方へ向けるのが屈曲、太ももを後ろに反らし、足首の重心を後方へ倒すのが伸展ということになります。

屈曲や伸展はスポーツ競技者にとっても重要な動きで、歩く・走るの基本となっています。駅伝・マラソン・競歩などはもちろんのこと、ボディービルダーにとっても重要です。足全体のバランスをとる動作なのです。この動きを司っているのが、「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」と呼ばれる筋肉で、スポーツ選手などはこの筋肉を鍛えることも練習等で行ているのです。

下腿三頭筋は下腿部の背面側、言いかえるとふくらはぎの部分に位置している筋肉です。この筋肉は、完全に独立した一つの筋肉ではなく、ヒザの少し上の部分からかかとまでの間に大きく伸びている腓腹筋(ひふくきん)と、すねの部分の骨と足の骨をつないでいるヒラメ筋という2つの筋肉で構成されているのです。ということで、人が背伸びをすると、下腿三頭筋が収縮され、その結果、かかとの部分の関節が伸びる力(伸展)が生まれるのです。 足を前へ出し、身体の重心を前に傾けたりすると、下腿三頭筋が拡張され、その結果、かかとの部分の関節に収縮する力(屈曲)が生まれるのです。